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美容師の4割超が一度離職。それでも戻る人を採用につなげるには

早期離職の多さだけでなく、離職後に美容師へ戻った人の理由を追うと、採用と定着を同じ入口だけで考えない視点が見えてくる。

美容師の離職を、業界からの完全な退出と同じ意味で扱うと、採用市場の一部を見落とす。リクルートの「美容サロン就業実態調査(2024年)」では、最初の勤務先を3年未満で離れた人が36.7%に上った。一方で、離職後に美容師へ戻った人もいる。

最初の勤務先を3年未満で離れた人は36.7%

調査は美容師1,135人を含む2,899人を対象に実施された。最初の勤務先での就業期間が3年未満だった美容師は36.7%。初期定着の難しさを示す数字だ。

ただし、最初の勤務先を辞めた後も美容師を続けた人は55.4%だった。店舗を離れることと、職業そのものを離れることは分けて見る必要がある。採用側にとっては、退職理由と業界離脱理由を同じ質問で処理しないことにつながる。

現役美容師の4割超に離職経験

現在美容師として働く人の4割以上には、一度美容師を離れた経験があった。復職者の離職期間は1年以上3年未満が30.7%、3年以上5年未満が27.4%。復職理由では「資格を生かせる」が21.7%、「仕事が好き」が20.4%、「希望条件に合う」が19.2%だった。

ここから、復職採用は単なる人手不足対策とは別の設計課題になる。資格や職業への好意が残っていても、勤務条件が合わなければ戻りにくい。これは調査結果を店舗運営へ置き換える分析であり、特定の条件が定着を保証するという因果ではない。

復職者を採用するなら条件と再始動を見る

自店で分けて見たいのは、新卒・転職・復職の応募経路、採用後の定着、そして復職者が再び入客するまでの期間だ。復職者を一括りにせず、離職期間、技術の再確認、希望する勤務時間を採用時に把握すれば、教育とシフトの設計を合わせやすい。

次に確認する数字は応募数だけではない。経路別の採用率、3か月・1年定着率、再入客までの期間を並べる。採用チャネルを増やすだけでなく、戻りたい人が働き続けられる条件まで設計できているかが問われる。

SOURCES

情報源

  1. 美容師の4割超が一度離職。それでも戻る人を採用につなげるには株式会社リクルート
画像Hairdressers equipment — Photo by CEphoto, Uwe Aranas, CC BY-SA 3.0. Cropped and resized by BEAUTURE; derivative remains CC BY-SA 3.0.元画像ライセンス